You'll Never Walk Alone

日常雑感、ふるさとの身近な山、自然、歴史等を綴ります。

生き方を見つめ直して、良い年に。

遅れましたが、新年、明けましておめでとうございます。

t-kiteです。

今年はできるだけ執筆量を増やして行きたいな、と思っています。

 

少しだけ昨年を振り返り、今年の展望も書きたいと思います。

「2019年」という年

昨年は仕事を休職し、通院&自宅療養の日々でした。

 

4年前。

職場でのストレスから「適応障害」と診断され、自宅療養を余儀なくされました。

上司との人間関係、仕事量…。

なかなか厳しかった記憶しかありません。

その後、その職場から異動し、4年がたちました。

仕事ですから様々な壁はありつつも、通院もする必要なく平和に働いていました。

 

しかし、昨年、何の前触れもなく異動の知らせが…。

しかも、4年前にトラブルがあった所に近い部署。

前触れがなかったこと、前回の記憶が蘇ってしまったのか、4年前の症状が再び出始め、逃げるように再度仕事を休んでしまいました。

 

昨年半ばには一度復帰し、別の場所で仕事をしてみましたが、「うつ症状」が出始め、結局、休職し、現在に至ります。

(過去については、振り返る時があれば、書きたいと思います。)

「2020年」は「RE(再)」で

仕事を休んでから2ヶ月弱が経ちますが、だいぶ体調も戻り、外出等はできるようになってきました。

ただ仕事への復帰を考え出すと、昨春の「絶望感」や不安感がやってきて、気分が落ちます…。

先日も、クリニックへ行きましたが、治療を継続するということで、まだ復帰は先になりそう。

社会との接点が薄まっていくような不安というのも加わり、なかなか先が見えない状況ではあります。

 

しかし、この半年は、これまで“仕事”一辺倒で、プライベートのことまで突き詰めて考えてこなかった自分が、自分の周りのこと、働き方(オンとオフの切り替え等々)を見つめ直す機会にもなったことは事実です。

 

元旦の日に、NHKの『ゆく年くる年』を観た後で、

今年2020年は「『RE(「再」)』をテーマに生きよう」という目標を立てました。

現在の仕事にとどまるか、新天地を探すかはまだわかりませんが、できるだけ上を向いて生活を立て直していきたいと思っています。

 

昨年このブログを立ち上げたのも、そうした思いからです。

不安もありますが、こうやって自由に書いて気持ちを表現していきたいな、と。

ごった煮のようなブログになりますが、安全基地のようなものの一つにしていけたらと思っています。

 

当ブログを読んでくださっている皆様には、感想等、コメントを寄せていただけるとうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

本年もよろしくお願いします。

 

映画に癒やされて(『ルパン3世 THE FIRST』を観てきた)

師走になってから調子が良くなり、チョコチョコといろいろなことを

再びできるようになってきた。

読書であったり(ひどい時は、文字を見ることすらできない)

歩く事であったり(訳もなく“体が動かない”という体験はなった者しかわからない)

そして、映画を観に行くことであったり。

 

映画館に再び入ることができたのは、先週のことだ。

多数の人がいる場所に“チャレンジ”として入っていく。

普段であれば何でもなかったことが“チャレンジ”となってしまう。

悔しい気持ちもあるが、一つ一つできるようにしていくしかない。

 

映画館で1時間半近く過ごせ、しかも「面白かった」と思えた。

素直にうれしかった。

 

観に行った映画は、『ルパン3世 THE FIRST』。

画像1

あまり落ち込まないようなストーリーのものがいい、と選んで行ったが、

非常に良かった。

 

第二次大戦後のヨーロッパを舞台に、伝説の宝「ブレッソン・ダイアリー」を

手に入れるため、ルパン一味が躍動する。

ストーリーはこんな感じだ。

ナチスなども登場するので、ヨーロッパ近辺で反応はどうなのだろう、とも思ったが、

単純に楽しめた。

 

映画館に行けた、ということが本当に良かった。

これから年末年始。

寅さんも今年は上映するようなので、これからまた、少しずつ映画館に出入りしたい。

これからも、できることが増やせるような日常を過ごしたい。

近くのひとをたいせつに(夏川草介『勿忘草の咲く町で』を読んでみた)

こんにちは。t-kiteです。

起きてみたら一面、真っ白。

雪景色が広がっていました。

2月と比べると、雪はまだまだ少ないけれど冬だな、と実感します。

最近は、読書、映画と外に出る時間も多くとれるようになってきました。

そんな冬本番となる中、心が温まる本を読んだので、紹介します。

この花の名前、読めますか?

先週読んだのは、こちら。

夏川草介氏の最新刊『勿忘草の咲く町で~安曇野診療記~』です。

(amazonHPにリンクしています)

あらすじ

舞台は長野県松本市郊外の小規模病院。

梓川病院で働く看護師の月岡美琴と、研修医の桂正太郎。美琴は生まれも育ちも信州。桂は実家が花屋の研修医1年目。

この2人の梓川病院での日常を軸に、現代の地域が抱える高齢者医療、地域医療の課題を浮かび上がらせている。

感想

フィクションではあるけれど小説中に出てくる場所、風景が「あっ、ここがモデルだな」と、いつも親近感を抱かせてくれる。

夏川氏の小説は、そんな“親近感”と現実の厳しさの中にあるちょっとした人間関係の“希望”を見つけることができるので、いつも楽しみに読んでいる。

この著者が書く本に登場する人々が放つ患者の家族や医師たちへ思いをぶつける言葉は、いつも心に響く。

看護師・月岡の「ここは病院です。(中略)病院という場所では自動販売機のようにお金を入れてボタンを押せば、医者が転がり出てくるとでも思っているんですか?」という言葉。

研修医・桂の、ある花になぞらえて患者の家族に“看取り”を提案する、その言葉。

こういった登場人物の台詞のどれもが、今の私たちに“何か”を考えさせてくれるものだ。

そんな厳しさの中にも垣間見える、病院や地域の人々とのやりとりも、どこか心が温かくなる。

読んだ後、見慣れた地元の印象を少し新しくしてくれる。新鮮な気持ちにさせてくれる一冊だ。

 

この本で改めて近くのひと、風景を大事にしたい、そんな風に思うことができました。

山小屋に思う。

 

朝の新聞に「知己の山小屋の社長さんが旅立たれた」と書かれていた。

話したことは数回しかないが、気っぷのいい女性だった。

まだ50代だった。驚きと哀しみがないまぜで、現実感がない。

 

先日読んだ本が、たまたま山小屋関係の書籍だった。

追悼の意味も込めて、紹介したい。

 

登山者の心に火を灯す

心がスッと落ち込みそうになるとき、最近は、山のことを考える。

夏と違い、実際に足を伸ばせないので、もっぱら本を読む。

良く行く書店(過日書いた)で手を伸ばしたのがこちらだ。

 

小林百合子『山小屋の灯』(山と渓谷社

〈あらすじ〉

 山岳関係の編集、ライティングを手がけている筆者が巡った山小屋の記憶を

 表現した1冊。

 山小屋の主人、山仲間との心温まる交流の描写が印象深い。

〈読んでみて〉

 山のことを考えるのは、楽しい。

 辛さ、悩み、そんなものも一瞬でも忘れられる瞬間が登山にはあるからだ。

 本書には、16軒の山小屋での記録が載っている。

 僕自身が訪れた山小屋、未訪の山小屋…どの話も琴線に触れるものばかりだった。

 「マナスル山荘」のご主人のお話も興味深いし、南アルプスの「両俣小屋」を訪れるのは相当の猛者だったのか!…等々、感じることは多かった。

 「船窪小屋」の主人が語る「山登りでなくても、健康が一番だから」

 ただ、それだけの言葉が胸に染みた。

 

9月にも登った“蝶ヶ岳”。

来年の夏山シーズンは、お礼と哀悼を伝えるため、登りに行きたいと思う。

“行動する”ということ(ドリアン助川氏トーク会に行ってみた)。

こんにちは、t-kiteです。

また書いていきますが、端的に、僕の今置かれている現状、日常については

おいおい書いていくとして…。

【12.16 書籍の画像追加】 

塩尻のある書店へ

そんな中、昨日、長野県の塩尻市で行われた

ドリアン助川さん トーク&サイン会」に行ってみました。

開催場所は塩尻市の中島書店さん。

文芸書から地元の書籍、マニアックなコミックまで幅広い書籍をおいてある、

僕にとっては、とてもありがたい書店です。

ドリアン助川トーク&サイン会

ドリアン助川」という名を初めて聞いたのは20年ほど前、高校生の時でした。

深夜のラジオでやっていた人生相談の番組。

ライトな相談よりは重いものが多かった気がします。

印象に残っているのは最終回。

詳しい記憶は忘却の彼方ですが、パーソナリティをやっていた彼の最後の言葉は、

”やりきった!”というより、“解き放たれた”もしくは“解放してください”

というメッセージが込められていたように思います。

 

あれから20年。

助川氏の人生を振り返りながら、執筆された書籍のお話を聞きました。

聞いていて印象に残ったのは、

「“選ばれていない時”が”選ばれている時”である」という言葉です。

 

困難なときこそ、思索するだけでなく、行動すること。

彼の半生は、常に”行動”がともなっていました。

 

助川氏が執筆された近著で僕が購入したのは、

『あん』

 

線量計奥の細道

 

『夕焼けポスト』

の3冊です。

 

トーク会の最後にサインをいただきながら、なんとなく高校生の頃に戻った気がしていました。

 

外に出ること、大事ですね。  

 

 

 

自分のこと(自己紹介)。

自己紹介

HN(ニックネーム)について

トンビの英語名は“kite”。

信州は山に囲まれています。

その山上で上昇気流に乗りながら気持ちよさそうに舞い上がるトンビ。

彼を見て、このHNに決めました。

 

僕のこと

プロフィールにも書きましたが、アラフォーです。

【趣味 その1-登山-】

 夏は山に登ります。

 北アルプスを主戦場に南アルプス八ヶ岳、そして低山に登っております。

 日帰りor小屋泊メインですが、テント泊にもチャレンジしたい。

 山行記もアップしていきたいと思ってます。

 【趣味 その2ー一人旅-】

 一人旅も時々しています。またアップできたら書きたいです。

 【趣味 その3ー読書-】

 登山、旅の合間、あるいは日常生活での読書。

 本の感想も綴っていきます。

 

 読んでくださる方々、よろしくお願いいたします!

はじめてのブログ(ごあいさつ)。

ごあいさつ

このブログに来訪くださった皆様。

はじめまして。

t-kite と申します。 

ブログは学生の頃、電話回線を使ったネット環境下(笑)で書いておりました。

思うところがあり、再び書いていこうと思います。